キャメルの特徴

朝夕冷え込む季節になり、暖かく軽いキャメル毛布が活躍してます。オオバです。

 

「キャメルは湿気をよく吸って、よく発散します。でも暖かさは逃さない!?」

 

いったいこれはどういう事なのでしょう・・・とても不思議な感じです。

 

「繊維中に含むことができる水分量を公定水分率と呼びますが、

繊維の種類によって吸収する水分の量は異なります。

綿と比べてもキャメルは2倍高いです。」

 

水分をたくさん吸うイメージだと、逆に冷えてしまいそうに感じるけど。

 

「でもそうではなくて、ヒートテックなどの逆バージョンで、

気体(水蒸気)が、液体に変化する際に発生する熱を凝縮熱といいますが、

これは、公定水分率が高ければ高いほど、発熱量が多くなります。

つまりあたたかい。」

 

でもずっと湿っていたら?

 

「それも大丈夫。キャメルは水分を飛ばす発散性も優れています。

キャメルは多孔質繊維なので、繊維の表面積が大きくなるため

発散性がウールの2倍、綿わたの8倍もあります。

だからムレてもヒンヤリすることなく、サラッとしています。」

 

暖かさを逃さないのは?

 

「キャメルは毛髄(毛の中身)が発達していて、留熱、保温性が優れているので、

暖かい空気をたっぷりため込から暖かい。」

 

「さらに良質なキャメルは細くて長く軽く、ふわふわなのに、

絡まりにくい性質を持っているから、固くなりにくいので、ふわふわ感が長持ちします。」

 

なんだかキャメルの毛に包まれてみたい気分になってきました。

 

「それにキャメルは無理やり採取とかではなくて、

毎年自然と抜け落ちる時期に集めるので、自然環境にもやさしいけど、

原料としてウールに比べると少なくて、希少なんです。」

 

だから高級品なんですね。

 

キャメルわたがびっしり詰まった肌掛け布団

 

 

 

 

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