なぜ天然素材ではなく化学繊維ではダメなのでしょうか?

毎日猛暑が続いております。オオバです。

天然屋では天然素材にこだわった寝具を扱っておりますが、

「なぜ天然繊維ではなく化学繊維ではダメなのでしょうか?」

について考えてみました。

 

1.天然繊維の方が化学繊維に比べて毒性が少ない。

毒性などと聞くとびっくりしますが、天然屋が天然素材にこだわるきっかけになった理由です。化学繊維とは石油、石炭などから、化学的な合成や加工によって作られる繊維です。化学繊維を作る過程で、様々な化学物質が使われていて、たとえば染色工程では、「アゾ系染料」が皮膚の表面や肝臓で分解される際に、発がん性物質を生成するとして、既に厚生労働省では規制を始めています。その他にも使用している化学薬品の中には毒性やアレルギーを引き起こすものもあります。また、仕上げ過程では製品の見栄えを良くしたり、手触りや風合いを出したりするためにホルマリン樹脂加工がおこなわれます。気化すれば「ホルムアルデヒド」です。その有害性はみなさんも聞いたことがあるでしょう。

 

2.天然繊維の方がエコである。

多くの薬品など有害物質を使って作る化学繊維は地球環境にはやさしくありません。製造過程で使用される化学物質による大気汚染、水質汚染、またそれを体内に取り込むことによる健康への影響も懸念されます。さらに化学繊維の原料となる水酸化ナトリウムや二硫化炭素は石油、石炭、天然ガスから作られるため、限りある資源を減らすことにもつながります。

 

3.天然繊維は心地良い。

天然繊維は植物や動物の毛など自然界にあるもので作られている繊維です。これまで人類が何千年と使用していた布のこと。天然素材から出来ているので、肌触りが良く、保温性、吸水性に優れていて、夏は涼しく、冬は暖かい素材。さらに吸水性、発散性があるからさらっとしていて、使っていても気持ちがいい。

 

4.化学繊維は静電気を起こしやすい。

静電気が伝導体である人体に溜まっていくと様々な問題を引き起こします。交換神経が刺激され、自律神経のバランスが崩れるので、原因不明の頭痛、めまい、動悸、発汗などの身体症状や神経症状が現れます。また、ほこりに含まれる細菌やウイルスまで引き寄せてしまう性質を持っているので、皮膚炎の誘発やアレルギー疾患の原因となり、接触性皮膚炎の誘発要因ともなります。天然繊維は電気を通しやすいので、静電気は起きにくいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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